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女将のおもてなし講座「寅の会」
(2021年度第9回)

日時
2022年1月25日(火曜日)午前10時30分~11時30分
場所
笹屋伊織 別邸
(ホテル 京都 エミオン1階)
講師
京菓匠 笹屋伊織十代目女将・田丸みゆき
今月のテーマ
大福茶と御題菓子
ドレスコード

1月のドレスコードは「寅」。
講座の始まりは女将によるドレスコード紹介から。
帯留に虎モチーフを合わせたり、衣装を黄色と黒色で表したり。
半襟にホワイトタイガーの刺繍をされたりと皆さん創意工夫されていらっしゃいます。

続いて、テーマでもある「大福茶と御題菓子」へ。
大福茶は「おおぶくちゃ」と読みます。新年の始まりに一年の無病息災を祈っていただく縁起物です。 その昔、京の都で疫病が流行した際、空也上人がお茶に梅を入れて振舞ったところ、疫病が治まったそう。 まさに今の時勢にもぴったりなお茶です。
御題菓子の「御題」とは、天皇陛下が開催される歌会始の共通題のこと。2022年は「窓」。
今回はこの講座だけの特別菓子として、笹屋伊織の職人が創作しました。
菓銘「春の窓」。丸窓の向こうに咲く梅の花が春の訪れを告げています。
ちなみに2023年の御題は「友」。菓子職人たちはまた一年かけて試行錯誤をしていきます。

1月菓子とお茶を召し上がりながら、女将の虎にまつわるお話しとして、新年のお茶のお稽古のエピソードなどを聴いていただきました。