笹屋伊織の女将塾「愛される所作～常盤色の会 」
in 名鉄百貨店
- 日時
- 2018年12月12日（水曜日） 午後2時～午後3時
- 場所
- 名鉄百貨店本店本館9階バンケットルーム（名古屋市中村区名駅1-2-1）
- 体験
- 伝統遊戯「投扇興」体験
「投扇興（とうせんきょう）体験」が組まれている２０１８年１２月の女将塾「愛される所作～常磐会の色」が定刻に始まった。投扇興とは、扇を投げて枕（桐箱）の上の蝶（的）を落として、蝶の立・倒、枕と扇の位置により点数表を参照して採点し勝敗を決める日本の伝統遊戯。投扇興体験の前に、和室における挨拶の仕方、座布団の作法（座布団の前後・裏表の見わけ方、座布団の座り方、座布団の降り方など）について田丸先生のレクチャーがあった。
役に立つ和室におけるマナー講座が終わると、待ちに待った投扇興体験。最初に田丸先生がお手本を示してくれた。１投目、外れた。負けず嫌いの田丸先生の表情（下の写真）をご覧ください。
田丸先生のお手本の後、参加者による投扇興体験。本来は十投だが、時間がかかるので各参加者５投の合計点数で順位を争った。参加者が奇数だったので、最後の組に田丸先生が参戦。ここで本番に強い田丸先生が本領を発揮した。扇が蝶（的）を落とした後に枕（桐箱）に乗るという高得点技（３５点）がでた。次の写真で田丸先生の表情の変化をお楽しみください。この高得点により、田丸先生が優勝した。
なお、今回の女将塾（午後の部）において、定番になっているはずの着物の紹介をする「田丸みゆきショー」がなかった（理由は忘れていた。主催者に代わりお詫び申し上げます）。
text：渡邉 和彦