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笹屋伊織の女将塾「愛される所作~桜色の会 」
in 名鉄百貨店

日時
2017年4月13日
場所
名鉄百貨店本店本館9階バンケットルーム(名古屋市中村区名駅1-2-1)
今月のお菓子
粽 (ちまき)と白みそ餡の柏餅
特別講座
職人による粽の巻き方と美しいいただき方

新年度よりタイトルが新たになった田丸先生の定期セミナー、笹屋伊織の女将塾「愛される所作」は内容も一新された。毎月のテーマカラーが決まっており、第1回目は「桜色」。「今年度は、毎月の色のテーマを決めました。お召し物や小物に各回のテーマの色を少し意識して楽しんで頂ければと存じます」が田丸先生から受講者へのメッセージだ。第1回目「愛される所作〜桜色の会」は、京菓子職人による粽の巻き方の特別講座だが、その前に田丸先生がコメンテーターとして初出演した4月4日のフジテレビ「直撃LIVE グッディ!」の報告会があった。全国放送の生放送の画面からは知ることができなかった楽しいエピソードが聞けた(田丸先生らしいオチもあった)。

報告会が終わると、愛知県豊田市出身、京菓子職人歴15年ほどの伊藤さんによる粽の巻き方のレクチャーが始まった。湯がいた笹の葉3枚とイガラを使って手際よく粽を巻いた伊藤さんの実演をお手本に、伊藤さんと岐阜県土岐市出身で入社2年目の川合さんのアドバイスを受けながら各受講者が粽の巻き方を体験した。

各受講者が粽を巻き終えたら、田丸先生による粽の美しいいただき方のレクチャー。
①粽の細い側ではなく(ここがポイント)、太い側の2本のイガラを引っ張り出し、折り込んである笹の葉の先端部分を引っ張り出す。
②ゆるめたイガラを軸の方に寄せてから、3枚使っている笹の葉を広げる。
③粽は、黒文字で切って一口ずつ食べる(切り分けてから食べてはいけない)。

田丸先生のお手本を参考に、各受講者が粽の美しいいただき方を実践した。食べ終わったらお仕舞いではない。笹の葉を三つ折りしてからイガラでくるくる巻いて後片付けをする。

粽の次は、子どもの成長と子孫繁栄を願うお菓子、柏餅(白みそ餡)の美しいいただき方のレクチャー。〜お餅に巻いてある柏葉を広げ下へ折り込む(下敷きとして使う)。仕上がったら黒文字を使って半分に切って食べる。

text:渡邉 和彦